出産予定日の当日に②

明け方産院に行くまえに

出産が長丁場になるといけない

ということで、

コンビニに寄って

おにぎりと水を買うことにした。

 

朝5時とあって

工事現場のおっちゃん、

近所のおじいさん

など、お客も少なめだ。

 

おにぎりとウィダーインゼリー

と水を、旦那に買ってきてもらったが、

その間にも陣痛が来る。

 

痛みに耐え、休みながら

どうにか産院の受付へ向かった。

 

受付では、夜勤の助産師さんが

出迎えてくれ、声で

「陣痛間隔が5分になったらきてください」

と言ってくれた、

あの電話の助産師さんだと

わかった。

 

その助産師さんは

私の子宮口を診て、

「すごい!もう7、8cm近く開いているよ!

これは今日の午前中に産まれるよ!」

と言われ驚いた。

 

だから!もっと早く来ても良かったんじゃないの!

と思いつつ、

これはラッキーだと思った。

初産だと陣痛が来てから

出産まで何十時間もかかる事もあると

聞いていたからだ。

 

しかも私は無痛分娩を希望していた。

そこまで子宮口が開いているのであれば、

麻酔も、もうすぐ打たれるだろう。

そうすれば、痛みもだいぶ軽減されるはずだ。

 

私の頭の中で、出産楽勝モードの絵が

浮かんできた。