嗅覚と記憶

今週末は全国各地で

お祭りのところが多かった。

 

台風の影響もあって

例年より少なかったかもしれないが

それでも日曜は晴れていたので

花火大会などは決行されたようだ。

 

ところで

夏に蚊取り線香の匂いを嗅ぐと、

いつも花火やお盆の夏の事を思い出す。

 

不思議と

匂いが記憶をきひだす鍵となり

色々な出来事が、脳裏に蘇るのだ。

 

蚊取り線香の匂いを嗅ぐだけで

 

蒸し暑く汗ばむ湿度、

家族で過ごしたお盆、

気楽な夏休みも

もう少しで終わってしまう刹那さ

 

みたいなものが、

いきなりふわっと浮かんでくる。

 

記憶をとどめる場所と匂いを感じる場所は

脳の中で近いところにあるのだろうか?

 

以前

コインランドリーの店の前を歩いたら

学生の時に、アメリカに短期留学していた事が

ふと頭に蘇った。

 

その時私は寮に住んでいて

よく洗濯物を共通のランドリーで

洗っていた。

その時の柔軟剤の匂いが

コインランドリーのとよく似ていたらしい。

 

そんな出来事、

それまですっぽり忘れていたのに

匂いで一瞬で蘇ってくるから

とても不思議だ。

 

いつか

赤ちゃんの匂いを嗅ぐと、

みよ太郎の事を

懐かしく思い出すようになるのだろうか。