ボヤ騒ぎの思い出

今日は9月の平日初日だったので

学校では防災訓練をやっていたようだ。

 

昔、小学生の頃に

学校でボヤ騒ぎがあった。

 

あれは確か

5時間目で、曇りの日だった。

その時私のクラスは音楽だったので

音楽の特別教室にいた。

 

突然防災のベルが鳴り始め、

しばらく止まらなかった。

音楽の特別教室は、

普通教室と離れていたので、

担任の先生は様子を見に部屋を外れた。

 

最初はいたずらかな?

と思っていた皆んなも

だんだん心配になってきた。

 

しばらくして先生が戻ってきた。

どうやら下の階から煙が出ているらしい。

避難しましょう

ということで、みんな校庭に出た。

 

私たちは煙を見なかったが、

上の方の教室の子は煙が上がってきて

怖い思いをしたようだ。

 

校庭からは火も煙も見えなかったので

危機感がなかった。

 

そのうちに消防車3台と白バイも

学校に集まってきた。

 

男子小学生は

「白バイスゲー!」とか言って

ちょっと興奮気味だった。

 

結局、職員室の横の倉庫から

煙が上がっていたらしいが、

原因はよく分からずじまいだった。

なんで白バイが来たのかもよくわからない。

 

どうも

用務員のおじさんが

怪しいよね

という根拠のない噂が

女子小学生の中で流れて終わった。

 

学校にいる間

避難訓練を毎年やっていたが、

訓練が生かされたのは幸運なことに

あの日一回だけだ。