学校に行きたくない時

私が中学生だった時

不登校で学校に来ていない女子がいた。

 

別にいじめを受けてとかではなく、

入学当初からずっと

来ていない子だった。

 

その時の

クラス担任の先生が熱心な人で

こない子に対して熱心に

学校に来るように誘っていた。

 

ある時

その不登校の子が

友達の不良仲間と、校門のそばまで

来ていたのが教室から見えた。

 

髪も染めていたし、

ギャルのような格好をして

佇んでいた。

 

可愛い子で、笑顔も(眉毛細かったけど)

優しい印象だった。

 

何となくだけど

外見と性格が悪いようには

思えなかったので

家庭環境が良くないのではないか

と私は感じた。

 

先生は、

「みんなももう1人クラスメイトが

いると思ってほしい。」と言い、

クラスの生徒に対して、

「手を振ってあげて」

と言った。

 

クラスのみんなは、優しかったので、

不登校の子に

優しい笑顔で手を振っていた。

 

私はこれに対して

色々納得いかなかった。

 

来たくない子をわざわざ説得したり、

学校に通っていないのに

何でクラスメイトと同じ反応をしたりしなきゃ

いけないの?

 

学校に行きたくないなら

来なくて良いじゃないか。

 

中学校が、無理強いしてまで

来なきゃいけないところなのか?

 

万人にとって必ずしも

良い場所とは限らないし、

家がよければ、家に居たっていいじゃない。

 

私はそう感じていた。

 

 

私自身もあまり学校に行きたくない時は

あった。

 

いじめられたり、身内に不幸があったり、

そんな時 学校に行くのは辛かったけど、

行けなくなるほど

深刻なものでもなかったので

学校には通った。

 

だけど

無理して学校に行く必要って

無いよなぁ

と今でも思う。

 

勉強は家でもできるし、

大人になってからでもできる。

 

 

日本は正規のルート以外のルートを

通ろうとする人に厳しすぎると思う。

 

学校も就職も社会も。

 

何か一つでも外れたら

決して戻れないよ

 

みたいな。

 

でも本当はそうじゃない。

 

 

 

生きている限り、

何度でもやり直せるはずだ。

 

 

 

もうすぐ新学期が始まる。

 

 

学校に行くのが

辛くて辛くてたまらない人も

いると思う。

 

 

思い切って

学校に行くのとは別の選択肢も

考えてみてほしい。

 

たかだか40名ほどのクラスの子と

人生が決まる訳ではないのだから。