もっとええかげんに生きてみる

私が新卒で就職した先は

いわゆる内装業で、

毎日の帰宅が12時

出社9時、休日出勤も

夜間工事対応も

当たり前の職場だった。

 

肩はコチコチになり

目も疲れたが、

若いこともあって

勢いで乗り切っていた。

 

辛い時もあったが、

それ以上に

自分の得意なことで

人の役に立っているという

やりがいがあり、

ちっぽけだけどプライドを持って

仕事していた。

 

給料は悪くなかったし

職場の人間関係にも

恵まれていた。

 

しかし

 

歳を重ねて結婚し

しばらく経つと

家族が欲しくなってきた。

 

結婚してもすぐには辞めなかったが 

子供ができなかったこともあり

 

31の時、このままでは

一生子供ができなくて

後悔するかもしれない…と思い

周りに相談し思い切って職場を変えた。

 

その数カ月後。偶然にも子宝に恵まれた。

 

それまでの仕事が9割の生活から

子育て10割の生活に一変。

 

子育てって、こんなにも

大変なのか、、、

と思う反面

こんなに毎日幸せに感じる日々が

あるのか!!

と新しい発見もある。

 

子供ができたことで、

疎遠になった人とも再度連絡を取ったり、

実際に会って、子供の話をして確実に

自分の人生に変化が起きている。

 

自分の人生を、子供に依存することは

したくない。

 

けれど幸せを感じるのは

仕事ばかりではない、

別の世界も覗いてみよう

と思い始めた。

 

人生100年と言われるこの時代に

 

仕事か、子供か、

どちらかを100パーセントで

追うのではなく

 

もっと考え方を、シフトして

いいかげんに生きたほうが

いいのかもしれない。