一級建築士に受かるコツを考える

私は昨年一級建築士に合格した。

 

スキルアップ

収入アップのために

勉強を始めたのだが、

なんだかんだで3年以上

時間がかかってしまった。

 

なぜ合格することができたのか、

どうすればもっと早く受かったのか、

ちょっと再考してみたい。

 

私の場合、

学科も試験も2回ずつ受けて

2回目で合格している。

 

なぜ一発で受からなかったのか

今考えてみると

どちらも単純に

勉強時間が足りなかったように思う。

 

学科に関しては

過去問題に類する問題を全て

正解すればパスできる試験だ。

 

つまり、過去問の暗記が全てだ。

 

が、しかし暗記する量が半端ではない。 

 

語句や数字を覚えようとしたが

なかなかそう簡単に覚えられず

時間がかかった。

(特に施工)

 

また、構造の文章問題は

知識を整理し、内容も理解して

いかないと、とても覚えられないことに気づき

原口秀昭さんのゼロから始めるシリーズ

https://mikao-investor.com/books/

の書籍を読んで、イメージを膨らませながら

勉強した。

すると、過去問の言い換え問題も

なんとか対応できるようになってきた。

 

そして1年目は、

法規で点を稼ぐことができなかった。

(法規は法例集が持ち込み可能なので、

点が稼げる分野である)

 

私の場合、

実務で法規をあまり扱わないので

法規の体系的な理解と

法規集の使い方に慣れるのに

時間が必要だったのだ。

 

言い訳になってしまうが、

夜間現場もある

ハードな仕事をしてなければ

一年で受かっていたかもしれない。

 

 

製図に関しては

初年度時間がなくて、過去問研究を

全くしなかった。

 

作図のスピードは

なんとか追いついたものの、

出題者がどういった回答を

求めているのか?を把握することを

しなかったため、ゴールが解らず

がむしゃらに学校の問題を解いてしまった。

 

結果1回目はランク3で、あっけなく敗退。

 

2年目は試験まで日にちがあったので

過去問研究をしてみた。

 

製図試験のウラ指導

http://www.ura410.com/00_ura410/syuppan/seizu_ura/index.htm

 

 

また解き方も、

問題の読み込み方をルーティン化して

単純ミスを減らすように、工夫をして

なんとか2回目で合格。

 

2回目の製図試験の時には

妊娠がわかっていたので、

なんとかパスしたいと思い、

体力的にな無理はしなかったものの、

合格できるように、色々工夫した。

 

例えば

製図の学校に通っていたのだが、

席は自由だったので

学校の中でも敢えて

作図が上手い人の近くに座り、

その人の解き方を横目でみながら

自分の製図精度も上げていった。

 

これはなかなかオススメで、

成績の良い人達の側に行くと

自分も感化され、意識が変わっていく。

 

1人でやっていると端折りたくなる製図も

ここまで書かないとダメなんだな とか、

ペンだこが出来るまでみんな頑張ってるんだな

とか、、、

 

また問題も、量より質を上げるため

同じ問題を2回解き直ししたりして

エスキス力を上げていった。

 

こういったことが功を奏し、

なんとか2回目で合格することができた。

 

当分一級建築士として活躍するのは

先になりそうだが、

難解な試験に合格できたことで

自分に自信がついたし、

今後ほかの分野もこのようにして

勉強すれば実になっていくのだと

わかったので、それは大きな収穫だった。