通学路に思う事

私があまりにも近所の地理を知らないので

家から近くの小学校まで

みよ太郎と歩いてみることにした。

 

近くの小学校旦那の地元なので

案内してもらった。

小学校まで大人の足で歩いて

15分ぐらいらしい。

 

なんだかすごく遠くに感じたけど

そういえば、私の頃は

片道40分かけて歩いていた事を思い出した。

 

引っ越してきたばかりで

土地勘がなく、

あまりに遠くて、入学式の夜に

ちゃんと登校できるか

不安になって泣いていた。

(実際、翌日から友達と登校できたので

問題なかった)

 

それに比べたらまだ近いし、

道のりもほとんど真っ直ぐだったので

問題ないなと思った。

 

小学校の時、何故かわからないけれど

ピンポンダッシュというものが流行っていた。

 

用もないのに通学路にある民家を

ピンポンして、ダッシュして立ち去るという

今思うと、はた迷惑なイタズラだ。

 

今ならピンポンにカメラが

ついている事が多いので

顔写真付きで学校にクレームが

入ることだろう。

 

そんなことを思いながら歩いていると

道の途中にえらく古いアパートがあった。

 

旦那いわく

昔ここに変なバアさんが住んでいて

「◯◯小学校の生徒は静かにしろ!」

という張り紙を家の外に貼っていたらしい。

 

ある時、学校帰りの児童を

バアさんが刃物を持って

追いかけ回していたのを目撃し、

一緒になってダッシュで逃げた事が

あったという。

 

なんて恐ろしいバアさんだ。

 

いまそのアパートにバアさんが

住んでいる気配はなかった。 

よかったよかった。

 

20年前よりも

住宅は増え、歩道の整備も進んだようだ。

 

みよ太郎が通う日が来るまで

安全でいてほしいと思う。