シールの魔力

私が小学校の時

計算ドリルと漢字ドリルが

毎日の宿題だった。

 

ドリルは書き込まず

何回も解くように言われていた。

 

そのドリルの裏表紙に

担任の先生オリジナルの表を貼らされた。

 

その表は

1ページごとに3つの欄があり

一回できたら、3回目まで赤シールを

3回目以降は金シールを

貼ってもらう仕組みになっていた。

 

この仕組みは、なかなか良くできていて

子ども心に金ピカシールがほしくて

頑張って何度もドリルを解いた記憶がある。 

 

子どもだから(特に男の子)金ピカシールを

貼ってもらえたら嬉しくて、

6回解いて金ピカになった裏表紙を

みんなに見せびらかし、

またそれを見た他の子が触発されて

金ピカシールをもらえるよう

頑張ってドリルを解いていた。

 

何故かシールには人を夢中にさせる

力があると思う。

 

今はタブレット型端末も

多くなってきているから

そういう仕組みも取れないかもしれない。

仮に端末の画面でシールを集められても

しらけてしまうだろう。

 

 

 

この間 テレビ番組の

「セブンルール」で不良の子どもが集まる

高校の先生の特集をやっていた。

 

そこで、先生が生徒のノートに

シールを貼っていて、

このドリルの仕組みを思い出したのだ。

 

そこの高校生も「シールなんて子供っぽい」と

思ったけど、貼ってもらえると意外と

嬉しいらしい。

 

みよ太郎にも大きくなって

勉強するようになったら

どこかでシール作戦をしようと思っている。